2024/11/19 22:23


2023年11月3日 『栞』という本を出版しましたのでお知らせです〜!

✒️ 出版するにあたり

自分の思っている事や考えている事を不器用ながら、綴り続けて五年が経ちました。五年間、とても長いようで短いと感じます。文章を書くことを始めたきっかけは、言葉にできない感情を何かしらの形で、"閉じ込めたい形にしないと後悔する"という感情が湧いて、手段として掴み取れない感情を物語にすることで、楽しんで書いていました。

初めて書いた記事はこちらです📕(言葉について書きました)

この記事を書いてから、40~50本近く個人で文章を書きました。(ボツも入れると100個くらいあるかもしれません笑)

部屋で考えている時や散歩をしている時、お風呂に浸かっている時などに「ああでもない、こうでもない」と思考を巡らせることが性に合っていたんだなと振り返ると感じます。

一年と少し経った時に"言葉にすることで自分の中に落とし込みたい"という気持ちが一層強くなっていき、仕事でも「書いたり、言語化したり」するような方向に軸が向いていき、フィルムカメラという媒体を通じて感情の記憶を残すことにも惹かれていきました。次第に、書くという行為は「自分と止めどなく流れる生活」を繋ぎ止める行為となっていることに気づきました。

本を作ろうと思った時に"文章を書く"という行為は誰でもできるものだから、覚悟を持って本を作り切ろうと思い、最大限できることはやってみました。

経験をしてみて一冊の本を作ることはとても大変だなと感じました、まるで暗い洞窟の中を歩きながら少しずつ光のある方に歩いていくような感覚です。歩いていく道中、何度か引き返そうとしましたが自分の文章を好きだと言ってくれる方の声に背中を押してもらって作り切ることができました。

今回作った『栞』には十一の短編と短歌や写真を詰め込んだ本となっています。『栞』の中に出てくる一人ひとりが、手に取って読んでくれるあなたの記憶(ふとした時に想い出す記憶)にそっと寄り添ってくれたら幸せです。

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✒️ ウラスジ
あなたの心に、消えることのない記憶は宿っていますか。
--私自身、人生の厳しい闇の中でも、ふと心が温まる、小さな焚火の周りにいるような瞬間を大切に抱えています。
私たちは日々感じること、思い出、忘れたくない人の名前さえも、時の流れと共に失っていきます。それでも、心の奥底に残り続ける記憶、ふとした瞬間に甦る感情は、栞のようだと感じました。
私はこの小説に十本の「栞」を込めました。この言葉たちがあなたの心にそっと寄り添い、あなたの人生にほんの少しの温もりをもたらしてくれたら、私はその瞬間、心から満たされるのです。

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✒️ 書籍情報

『栞』
director、book design | Sho Kasama
printing | Chocotto Co., LTD.

W222.9 × H154mm(文庫本サイズ) / 全102ページ
price: ¥700(tax in)
W268.6 × H188mm(B6サイズ) / 全102ページ
price: ¥900(tax in)
2023年11月4日(日)発売

WEB STORE

https://book.rojiura.shop/

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✒️イベント告知
2023年11月11日(確定):東京文学フリマ 出展(第一展示場 R-19ブース)
WEBカタログ:https://c.bunfree.net/c/tokyo37/h1/R/19

[文学フリマ東京37・小説|短編・掌編・ショートショート] 笠間翔 文学フリマ東京37(2023/11/11(土) 12:00〜)の【笠間翔】(小説|短編・掌編・ショートショート)をチェック c.bunfree.net

2024年3月23日(予定):ZINEフェス@吉祥寺パルコ 出展予定

現在、長編の話を四〜五織り込んだ二冊目も作成中です📙
今後、本と珈琲、音楽などなどを合わせて好きな空間を作れたらいいなと感じています。お仕事のお誘いや、こんなことやってみない?みたいなこと、ラフな感じでお誘いもらえたら嬉しいです〜〜!
どうぞよろしくお願いいたします。

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